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January 24, 2018

続・MAZINGER Z/INFINITY

先週末に「マジンガーZ/INFINITY」が公開されてから、昨日までに合計4回観た。
(前回同様、まだ観ていない人はこの先読まないように)

随所にちりばめられた作る側のこだわりは劇伴からも感じ取れる。
新たに録音された水木一郎氏が歌うテーマ曲も、オープニングで1番が掛かるのみ。
吉川晃司氏によるエンディングテーマも、エンドクレジットで流れるのは1番だけ。
本編中に歌つきの曲が流れることはない。

オープニング曲は、マジンガーZ出撃の際や機械獣との戦闘時にフルバージョンを掛けても
いいんじゃないかという意見もある。けれど、ファンだった友人に聞くとTV版の時にそれは
なかったという。マジンガーZは劇場版になっても、敢えてTV版とほぼ同じ構成に倣っている
ように思う。安直と言っては何だが、現代の潮流に乗らず当時のスタンスをがっちり守って
作ったことにはとても好感が持てた。

マジンガーZ出撃のシーンや戦闘シーンは本当に力が入っており、「男の子」の心は
容赦なくくすぐられる。観れば観るほどマジンガーZの格好良さにしびれ、4回目を観たときには
あまりの格好良さに涙がこぼれてしまった。

どこかで聞いたようなストーリーや、演出も多々あったはず。
でもそれはきっと本作に限った話ではない。
作品としてきちっと纏まっていれば、それはそれでいいじゃないか。

Dr.ヘルは人類最大の弱点を「多様性」と言い切った。
ことの善悪は別として、最近の世の中が色々と息苦しく思えてモヤモヤしている今の私に、
この台詞にはスッと腑に落ちる物があった。そのDr.ヘルとの決戦でマジンガーZが
最後に放つ技は「ロケットパンチ」。マジンガーZの名を聞いたことあるのなら、ロケットパンチは
きっと知っているはず。単に広く知られているからと言うだけではなく、手を携えれば人類の弱点だって
乗り越えられるんだというメッセージが込められているのだろうなと私は受け取った。
一気に決めるならブレストファイヤーだと考えたくもなるけど、そこへ敢えてロケットパンチを
持ってきているのは、人々が困難を乗り越えていく過程を表現するためだったのかもしれない。

きれい事と言ってしまえばそれまでだけど、夢物語を描くアニメーションとして
最後までブレずに貫いていると思う。

「やっぱり最後はロケットパンチ…だよな!」
もちろん初見ではそんな小難しい事には考えが及ばず、決め技がロケットパンチなんて
東映さん分かってるよなあと勝手に納得してしまい、いずれこのシーンで泣くなあと
うすうす思っていたけれど、4回目で泣いてしまった。

子供の頃に観ていたこの手のアニメにおいて「悪の組織=世界征服」は定番で、マジンガーZの
世界もその図式で描かれている。世界征服が目的だと思って漠然と観ていたが、映画の中で
それは手段に過ぎなかった事が明かされる。思い出の中になんとなくあった世界征服という
言葉に対して、マジンガーZはスパッと答えを返してきた。そういう点でも観ていてスッキリした。

上映がまだ続くなら、きっと私は観に行くだろう。

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